
NTFアートの投機熱がすごいことになってますね。
デジタルアートにとんでもない値段がついていたりして、びっくりしちゃいます。
デジタルアートがとんでもない値段で取引されているのを見ると、自分も一発当ててみようか…なんて、考えちゃったりしますよね。
ちょっと絵心もあるし、もしかしたら売れたりするかも…と期待してたんだけど、一つも売れない。
もしかしたら、そんな人もいるかもしれません。
どうして売れないんだろう? 売れている絵とどう違うんだろう? なんて思案顔しているかもしれませんね。
そこで、NFTアートがなぜ売れないのか、どんな絵が売れるのかについて語っていこうと思います。
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nftアート売れないのはなぜ?理由は?
「NFTアートを作成して、販売してみました。たくさん出品したけれど、一つも売れませんでした。」
そんな状況で、途方に暮れている人に、まず確認したいのですが、あなたはその絵を、お金を出してまで買いたいと思いますか?
多分、多くの人が、買いたいと思ってはいないでしょう。
いや、自分はいらないけど、もしかしたら欲しがる人だっているかもしれないと思いかもしれませんが、すでにあなた自身が価値を見いだせていないのなら、それに価値を見出す人は稀です。
自分は絵が上手いから、自分の絵には価値がある…なんて思いあがったことを考える人はさすがに稀だとは思いますが、絵が上手いだけなら他の人も同じです。
では、どんな絵が売れるかというと、その絵にどんな付加価値があるかによります。
例えば、絵の所有者には、優先的に作者が希望の絵を描いてくれる権利をもたらしてくれるとかなら、作風が気に入った人が買うかもしれません。
有名になったネット小説の、公式な挿絵として描かれたものだったら、バックボーンのストーリーに惹かれて買うかもしれませんね。
NFTにすれば、何でもかんでも高値で売れるという訳ではありません。また、絵だけで売れるというものもないようです。
その絵を買うことで、買主がどんな利益を得るかを考える必要があります。
NFTアートはなぜ売れる?
NFTアートはなぜ売れるのかを説明する前に、一つ、この問いについて考えてみてください。
あなたは、何故、NFTアートを買おうと考えているのか?
自分がNFTアートを買うとしたら、どんな理由で買うのか、でもいいです。
おそらく、「芸術作品を手元に置いておきたいから」という人は稀ではないでしょうか。
多くは転売して利鞘を稼ぎたいからだと思います。
現在、NFTアートの資産価値について、高騰が期待され、バブルの様相を呈しています。
NFTアートがなぜ売れるのかと言ったら、転売できるからに他なりません。
嫌な言い方になりますが、買った後に、また売れる商品を、人々は買い漁っているのです。
nftで売れるものは?
引用:https://www.businessinsider.jp/
では、NFTアートを売るためにはどうすればいいでしょう。
まず、こんな絵を描いたから売れるだろうという発想では、そうそう売れないと思います。
買主が、どんな絵を求めているかを考えて、買ってもらえる絵を描いて売るべきでしょう。というより、買ってもらえる価値というのがどんなものなのか、考えてみましょう。
余程の好事家でない限り、NFTアートを購入する人は、転売して儲けを出したいと思っているはずです。なので、購入した後にまた売れる絵でなければなりません。
そうなると、トレンドに合った絵でなければ、とうてい買えやしないのが現実です。
絵を描く前に、マーケティングが必要ですね。最近の売れてる絵の傾向を調べて、トレンドを確認しましょう。
最近の、売れる絵のトレンドというと、以下のようなものが上げられますが、これは随時変わっていきます。市場調査を怠らないようにしましょう。
- かわいい系の女性
- シンプルな構図
- 緻密な筆致
ただ、トレンドに合わせただけでは、そこに価値は見出せませんね。そこにあなたのアイデアを加えることで、オリジナリティが出ます。
独りよがりにならないように気を付けながら、オリジナリティを大事にしましょう。矛盾したことを提案していますが、そこをクリアするのがあなたのアイデアです。
商材が用意出来たら、売り出し方を考えなければなりませんね。いい絵が描けても、人の目に入らなければ、どうにもなりません。
SNSを使って、マメに宣伝しましょう。
影響力の強い人の目にでも止まれば儲けもんです。
自分の信頼している人が気に入ったものは、やっぱり気になるものですからね。
影響力の強い人が気にしているというのは、これ以上ない付加価値になります。
いっそ、影響力の強い人の好みを調べて、徹底的にターゲットにするのもいい戦略かもしれません。
- 買いたいと思える価値の絵を描く
- トレンドに合わせつつ、オリジナリティをだす。
- 絵に付加価値を付ける
- 売り出し方を工夫する
といった所が、重要な点だと思います。
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NFTアート!実際に売れたものは?
実際に売れたNFTアートの例を紹介します。
Bored Ape Yacht Club
引用:https://boredapeyachtclub.com/
ボアード・エイプ・ヨット・クラブ(以下BYAC)は、サルをモチーフにしたデジタルアートのNFTコレクションです。
この猿は、170以上の特徴的なパーツを、プログラムで組み合わせて生成しています。
プログラムで生成したアートは、1万点にも及びます。
面白いことは面白いけど、そんなプログラムで生成した絵が売れるのかと疑問に思うかもしれませんね。
実は、このBYAC、最も人気のあるNFTコレクションとして注目されています。
プロフィール写真として使えるイラスト
BAYCは、一部のコレクターが、SNSのプロフィールにNFTアートを使用していることに着目しました。
最初から、プロフィール写真に使われるようなイラストを目指してイラストを作成。
BAYCは、OpenSeaでリリースされて、数日で完売。
すぐに、Twitterのプロフィール画像にBAYCを利用するコレクターが増え、話題になりました。
会員証として機能
BAYCは、みんなで猿になって一緒に楽しもうというコンセプトのクラブです。
BAYCの参加条件は、BAYCのNFTを所有することのみです。
BAYCのNFTが、BAYCの会員証としても機能し、会員限定の特典にアクセスできるようになっています。
限定グッズを販売するショップや、コミュニティとしてのチャットに参加できるなどの特典があり、BAYCのNFTの価値をさらに上げています。
CryptoPunks
引用:https://www.larvalabs.com/
クリプトパンクは、24×24ピクセルで描かれたキャラクター画像で、1万点存在しています。
リリース当初に、無料で配布されていたのですが、NFT初期の作品という希少性もあり、どんどん値上がりしていきました。
希少性
絵自体には、それほど価値を見出せなくても、NFT初期に無料配布されていたという希少性で、現在も高値で取引されているNFTアートです。
NFTアートは、売買ごとに著作者に報酬が入る仕組みを作れるので、わざと無料で配布して、転売してもらい、収益を得るというプランも取れそうですね。
Zombie Zoo Keeper
引用:https://www.businessinsider.jp/
小学3年生の男の子が、夏休みの自由研究で描いたデジタルアートが、80万円で取引されている…という話が、話題になりましたよね。
物珍しさ・話題性
出品して1週間は反応がなかったそうです。
そのうちに、物珍しさから作品を購入する人が出てきました。
そして、有名DJがTwitterのアイコンに使ったことで、話題になったとのこと。
当初は2~3000円で販売していた所、安すぎてすぐに落札されてしまう、高くしてほしい、といったDMがあり、1~3万円で売ることになりました。
子供が描いた○○というような、二番煎じは通用しないと思いますが、物珍しさで売る手法もありそうですね。
上手く、話題性を持たせれば、一気に売れそうだというのも参考になりそうです。
まとめ
NFTアートが高く売れていますが、実際に絵を出品してみても、なかなか売れないことが多いです。
NFTアートを売るなら、アート自体の価値よりも、付加価値を付ける必要があります。
絵を売るというより、価値を売るという認識が必要です。
トレンドに合わせた絵じゃないと、転売するのが難しいので、トレンドに合わせつつ、オリジナリティを出しましょう。
SNS等を使って、売り出し方を工夫することも必要です。